フリーランスのWebデザイナーを目指す前に知っておきたい必要な知識
- フリーランス

これからWebデザイナーを目指している人の中で、フリーランスになって働きたいと思っている方が多いかもしれません。
Webデザイナーはフリーランスとして働くことができます。
フリーランスになると好きな時間に働くことができたり、在宅で仕事ができたりと自由な働き方を手に入れることが可能です。
しかし、親しい知り合いにフリーランスのWebデザイナーがいない限り、フリーランスって本当に稼げるのかな?など沢山の疑問が浮かんでくるでしょう。
そこで今回の記事では、これからフリーランスのWebデザイナーを目指している人のためにフリーランスの現状やメリット・デメリットなどをお伝えしていこうと思います。
この記事の最後の方では、フリーランスになるために必要なことやフリーランスになる方法についてもご紹介しますので、参考にしてみてください。
目次
- 1.フリーランスのWebデザイナーについて
- 1-1.時間に余裕を持てる
- 1-2.在宅で仕事が出来る
- 1-3.仕事をある程度選ぶことが出来る
- 2.フリーランスのWebデザイナーのメリット
- 2-1.仕事とプライベートのバランスを自分で決められる
- 2-2.好きな場所で仕事が出来てストレスが減る
- 2-3.年収を上げることが出来る
- 3.フリーランスのWebデザイナーのデメリット
- 3-1.仕事を自分でとらなければならない
- 3-2.税金などの経理を自分で行う必要がある
- 3-3.ミスやトラブルは全て自分の責任になる
- 4.Webデザイナーとしてフリーランスになる2つの方法
- 4-1.Webデザイナーとして会社に所属してから独立する
- 4-2.未経験からフリーランスになる
- 5.フリーランスのWebデザイナーに必要な知識
- 5-1.Webデザイン以外の経理や営業の知識
- 5-2.浅く広い知識があれば苦手な分野の仕事を外注できる
- 6、まとめ
1.フリーランスのWebデザイナーについて
フリーランスのWebデザイナーは、時間に余裕を持って仕事ができます。
Webデザイナーの仕事は納期までに依頼されたものを完成させることなので、納期に間に合えばいつ仕事をしても良いのです。
しかも、その仕事は出社する必要がなく、在宅で行えます。
1-1.時間に余裕を持てる
先ほどもお話しましたが、フリーランスのWebデザイナー最大のメリットは「時間に余裕を持てる」ことです。
働く時間が自由なだけではなく、通勤時間まで削ることができるので自分のために使う時間が増えます。
実際に、厚生労働省の統計ではフリーランスになった人(1,000人以上)に対して、なぜ今の働き方になったのかアンケートが行われました。
その結果、半数以上の人が「仕事の時間な自由を確保するため」と答えています。

このように多くの人がフリーランスになるメリットを「時間の余裕」に感じているのです。
※画像はプロフェッショナルな働き方・フリーランス白書 2018のP14より。厚生労働省の詳しい統計を見たい人はをタップしてください。
1-2.在宅で仕事が出来る
フリーランスのWebデザイナーは個人事業主なので働き方や働く時間が自由です。
そのため、在宅でも仕事ができます。
在宅で仕事ができると通勤や人間関係のような精神的ストレスが減り、仕事に集中することができます。
特に小さな子どもがいる家庭の人は、子どもを見守りながら仕事ができるので安心して働けます。
もし会社に所属していれば子どもの急な発熱などで、仕事を早退しなければならないこともあるかもしれません。
在宅での仕事は、仕事をする上でのストレスが軽減するだけではなく、子どもがいる家庭の人でも働きやすくなるのです。
1-3.仕事をある程度選ぶことが出来る
Webデザイナーとしてフリーランスになれば、仕事をある程度選ぶことができます。
会社に所属していれば、嫌な仕事でもやらなければなりません。
例えば、苦手なクライアントとのミーティングがあったとしても、会社に所属している限り断ることはできないのです。
しかし、フリーランスのWebデザイナーは自分で仕事を選ぶことができるので、その仕事が嫌なものであっても自分が選んだ仕事だということで精神的に楽に仕事ができます。
2.フリーランスのWebデザイナーのメリット
Webデザイナーとしてフリーランスになる最大のメリットは、時間に余裕ができることです。
好きな時間に仕事ができるだけではなく、出社する必要がなくなるので時間にゆとりを持てます。
そのため、時間に追われることなく自分のペースで仕事をしたい人は、メリットのある働き方ができるはずです。
2-1.仕事とプライベートのバランスを自分で決められる
先ほどもお伝えした通り、フリーランスのWebデザイナーは自分の好きな時間に働くことができます。
なぜなら、Webデザイナーの仕事は納期までに終われば良いからです。
会社に勤めていても納期はありますが、仕事が終わっても退勤時間までは退社することはできません。
フリーランスのWebデザイナーならいつ仕事をしても納期に間に合えば問題ないので、好きな時間に働けるのです。
ただし、仕事の調整がうまくいかなかったり、スケジュールが狂ったりすると会社員の残業以上に無理をしなければならない場合も出てくることがあります。
2-2.好きな場所で仕事が出来てストレスが減る
フリーランスのWebデザイナーになれば、在宅やカフェで仕事ができます。
在宅では、上司や同僚との人間関係を気にせずに仕事に集中することが可能です。
全て自分の裁量で仕事が進められるので、ストレスが軽減されます。
Webデザイナーはクライアントとのやりとり以外は人と関わらずに、自分1人だけで仕事ができるので人間関係にストレスを感じる人には大きなメリットでしょう。
また、在宅で仕事ができれば、小さい子どもがいる家庭でも安心して働けるはずです。
会社に所属していると保育園や幼稚園に子どもを預けていても、子どもが風邪を引いた場合は早退したり欠勤する必要があります。
そうすると、「周りに迷惑がかかっていないか」と引け目を感じてしまうこともあるでしょう。
フリーランスであれば納期さえ守れば誰にも迷惑がかからないので、子どもの体調などに不安を感じずに仕事することが可能なのです。
最近ではカフェや共同のオフィス(コワーキングスペース)などを使って、外で仕事をするフリーランスのWebデザイナーも増えています。
自宅では仕事に集中できないという人は、外に出て仕事をする傾向が高いといえます。
2-3.年収を上げることが出来る
Webデザイナーとしてフリーランスになると、年収を平均よりも上げることも可能です。
これは、フリーランスだと「仕事の単価を自分で決められるから」だといえます。
Webデザイナーの平均年収は400万円ほどですが、フリーランスだと1,000万円稼げる人もいるほどです。
フリーランスのWebデザイナーで多いのが、太い仕事をこなしながら細々とした仕事をして年収をあげることです。
太い仕事とはWebサイトの制作を最初から最後まで請け負って、保守管理まで行うようなクライアントと長い付き合いになる仕事です。
このような仕事は契約の単価が高くなるケースが多く、長期に渡り安定した収入源となります。
それ以外にもWebデザイナーはバナー(広告などの画像)の作成など、1日や2日で終わる細々とした仕事を行うことができます。
以上のような2つ以上の仕事を組み合わせることで、会社に所属しているWebデザイナーよりも年収を上げられる可能性もあるのです。
時間に余裕があり、自分の好きな時間に仕事ができるWebデザイナーならではといえます。
3.フリーランスのWebデザイナーのデメリット
フリーランスのWebデザイナーは時間に余裕が出て、自分のペースで仕事ができる反面デメリットもあります。
それは、会社に所属していれば会社がやってくれることも、フリーランスになると全て自分で行う必要があることです。
例えば、仕事をとってきたり経理を自分でやる必要があったりと、Webデザイナーが普段やらない仕事も行わなければならないのです。
3-1.仕事を自分でとらなければならない
フリーランスのWebデザイナーになると、仕事は自分でとらなければなりません。
会社に所属していれば黙っていても仕事が回ってくるでしょう。
ですが、フリーランスになると自ら営業をして、仕事をとってくる必要があるのです。

例えば、私の周りのフリーランスのWebデザイナーは一般的な営業のイメージとは違いますが、美容室で雑談をしていたときに仕事をもらえたケースがあります。
雑談の中でWebデザインをしてることを伝えた結果、仕事に繋がったのです。
このケースは稀ですが、仕事を自分でとるために様々な工夫をする必要があります。
現在は仕事を受注できるサービス(クラウドソーシング)があるので、比較的簡単に仕事をとることはできます。
しかし、黙っているだけでは仕事が来ないので、自ら営業することが求められます。
3-2.税金などの経理を自分で行う必要がある
フリーランスは請求書の作成や確定申告などの経理を自分で行う必要があります。
通常は会社がやってくれるものを、全て自分で行わなければならないのです。
それだけではなく、単価の計算までも自分で行うので、Webデザイン以外にもやることがたくさんあるでしょう。
※経理の業務例
- 見積書・納品書・請求書など各種伝票の発行
- 通帳への記帳(入出金の確認)
- 経費の支払い・領収証の管理
- 確定申告
- 納税
通常の業務とは別に上記の表のようなことを、自分1人で行わなければなりません。
日々の業務に加えて経理も行うのは、人によっては負担になる可能性もあります。
※税理士に経理関係を依頼することもできますが、費用が発生します。
3-3.ミスやトラブルは全て自分の責任になる
当然ですが、ミスやトラブルは全て自分の責任となります。
もしクレームが入れば、そのクレーム対応も自分で行う必要があります。
会社に所属していればある程度は会社が守ってくれますが、フリーランスになると責任が全て自分に降りかかるのです。
このように時間にゆとりが持てて自由な働きができるフリーランスのWebデザイナーも、営業や経理、トラブル対応といったWebデザインだけに専念できないデメリットがあります。
4.Webデザイナーとしてフリーランスになる2つの方法
もしあなたがWebデザイナーとしてフリーランスになりたいのなら2つの方法があります。
その中でも一般的なのが、1度Webデザイナーとして企業に所属することです。
未経験からでもフリーランスにはなれますが、少し難易度は高くなるでしょう。
既にWebデザイナーとして働いていた人はある程度の実績があるので、営業をしても仕事がとりやすいです。
ですが、未経験の人では実績がなく単価の低い仕事しか受けられないことが多いのです。
このことからも、1度Webデザイナーとして会社に所属してからフリーランスになる人が多いといえます。
4-1.Webデザイナーとして会社に所属してから独立する
最も一般的なのが、1度Webデザイナーとして会社に所属してからフリーランスになることです。
そうすると、ある程度の実績が作れるだけではなく、クライアントとの人脈や会社との繋がりでフリーランスになっても仕事がもらいやすくなるからです。
実際に、厚生労働省の調査では、フリーランスで働いている人のほとんどが1度会社に所属していることがわかっています。
![]過去に一つの会社に所属していたかどうかのグラフ](https://dhw-s.com/wp-content/uploads/2019/05/%E5%90%8D%E7%A7%B0%E6%9C%AA%E8%A8%AD%E5%AE%9A-3.jpg)
※厚生労働省によるプロフェッショナルな働き方・フリーランス白書 2018 P18より。詳しい統計を見たい人はタップしてください。
なので、フリーランスになりたいと考えている人は、まず1度Web制作会社などの会社に所属することをおすすめします。
※Webデザイナーになる方法が知りたい人は未経験から最短でWebデザイナーになるために必要な5つのステップをタップしてください。
4-2.未経験からフリーランスになる
フリーランスのWebデザイナーは、何も実績がない未経験の人でもなることができます。
最低限のデザインとコーディングのスキルは必要なものの、今では仕事を受注できるサービス(クラウドソーシング)が充実しているからです。
なので、もしあなたが会社に所属せずに最初からフリーランスでWebデザイナーになりたいなら、まずは最低限のデザインとコーディングのスキルを身につけましょう。
そうすれば、クラウドソーシングで単価は低くても仕事が受けられるはずです。
単価の低い仕事からでも実績を作っていけば、徐々に単価の高い仕事を受けることができるようになるでしょう。
※Webデザイナーとして最低限必要なスキルについてはWebデザイナーになるには2つのスキルが必要!現役デザイナーが解説をタップしてください。
5.フリーランスのWebデザイナーに必要な知識
フリーランスのWebデザイナーになるなら、Webデザインだけではなく様々な知識が必要です。
先ほど、既に営業や経理をする必要があるとお伝えしたので、その知識が必要なことは明確です。
しかし、それ以外にもWebディレクションの知識など浅くても幅広い知識があると、フリーランスとして仕事を受けやすくなります。
その理由を含めてこれからお話していきます。
5-1.Webデザイン以外の経理や営業の知識
フリーランスになるなら、経理や営業の知識が欠かせません。
経理では請求書を作ってクライアントに請求をするだけではなく、経費などをしっかり計算して毎月のお金の収支を帳簿に記入していく必要があります。
そうしなければ確定申告の際に金額が合わず、後で慌ててお金の計算をすることになるからです。
それだけではなく、住民税や所得税などの納税も自ら行うので、収支を計算して税金の金額を算出しておく必要もあります。
このように経理の知識がないと、どのくらいの税金を収める必要があって、どのくらいの売り上げがあれば良いのか見通しも立たないのです。
また、営業をしたことがない人はどのように仕事をとれば良いのかわからないかもしれません。
そのような人は仕事が受注できるクラウドソーシングのサービスをいくつか知っておくと良いでしょう。
※代表的なクラウドソーシングのサービス
- ランサーズ
- クラウドワークス
- ココナラ
- レバテック
5-2.浅く広い知識があれば苦手な分野の仕事を外注できる
フリーランスのWebデザイナーは全ての仕事を完璧にこなせる必要がありません。
なぜなら、自分が対応できない分野の仕事は、クライアントから仕事をもらった後に外部に委託(外注)すれば良いからです。
そのため、浅く幅広い知識を持っていることが大切なのです。
苦手な分野だからといって何もわからない状態では、どんな仕事内容かもわからないので人に任せることはできません。
例えば、コーティングが苦手でも、HTMLやCSSでどんなことが出来るかがわかるくらいの知識は持っておくべきです。
そうすれば、どんな人にその仕事を任せれば良いかわかりやすく、外注しやすいといえます。
自分が出来る範囲だけの仕事を受けるのではもったいないです。
浅くても幅広い知識があれば、様々な仕事を受けられるのでWebデザイン以外の仕事の知識もつけるようにしましょう。
6、まとめ
フリーランスのWebデザイナーは自分の好きな時間に仕事ができて、自分のペースで仕事をすることができます。
出社する必要もないので、会社に所属するよりも時間にゆとりをもって生活ができるようになります。
しかしその反面、営業を自分で行ったり経理を行ったりとWebデザインに専念できないというデメリットもあります。
メリットもあればデメリットもある働き方なので、あなたが何を重要視しているかでフリーランスになるべきか変わってくるでしょう。
また、Webデザインの知識を身につけると共に、経理や営業など様々な知識を身につけましょう。
そうすれば、フリーランスのWebデザイナーになれるはずです。
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